この星に存在する
すべての生き物たちが
心から 幸せであるように



未来への展望

地球が語る 過去と今

「日本むかし話」に出てくるような、山村のわらぶき屋根の風景や、山椒太夫伝説に登場する『安寿と厨子王』の砂浜の海岸を空想してみてください。

また、広重「東海道五十三次」宿場町の浮世絵など、自然豊かな情景を想像しますと、大変楽しい気持ちにさせてくれます。

しかし、現実には「我は海の子白波の、騒ぐ磯辺の松原に・・・」と、つい最近まで詠われた“白砂青松”の浜辺も、大半が刑務所の壁を思わせる、りょうりょうたるコンクリート岸壁と、無数に横たわる白骨にも似たテトラポットの護岸線で切り裂かれ、美しかった風景は姿を変えてしまいました。

環境省の最近の調べでは、日本の砂浜の総面積約1万9000ヘクタールの80%も環境破壊で失っています。

それでも、毎年打ち出される巨大開発プロジェクトは、埋め立てによる臨海コンビナートを全国に出現させ、海岸線の破壊を決定的にしました。

しかも、この埋め立ては、産業廃棄物の最終処分場としての、巨大なゴミ捨て場の役割を果たし、加えて工業用地の供給という、一石二鳥の目先の利益のために、12万ヘクタールの埋め立て造成が進み、さらに沖合いへと延びました。

しかし、なぎさは生き物です。寄せては返すさざ波は、浜の真砂に浸透して濾過され、海水の自然浄化を営んでいます。
これは、精緻(せいち)な自然の仕組みの中でも特に重要な機能です。この大切な浄化装置を、産業廃棄物の格好の捨て場所として、無惨にも潰したため、いまや日本列島は、自然の浄化装置の半分を失ってしまいました。

このように諸問題を提起すれば限りがありません。
「人間こそが、地球上でいちばん偉い存在だ」という思い上がりが頭をもたげた“20世紀”と言う時代は、自然への恐れを失くした時代と言えるでしょう。

NPO 地球元気塾の「夢」

私たちは 人間の「これから」を信じます

確かに20世紀の科学は、今もなお公害を生み続けています。
しかし、この事を目前に見たからこそ、私たち人間は再び自然の大切さ、自然への畏怖(いふ)を取り戻し、再生への道を歩み始めていると実感しているからです。

私たちは、人間が自然を支配しようとする時代は、もうすぐ終わると信じています。そして、21世紀の人間の意識は確実に変わり、それによって地球環境も変わっていくと確信しています。

自然への意識、素直な態度をみんなで広めて行くことが、私たちたちNPO 「地球元気塾」の活動なのです。

この活動を実現させるためにも、私たち人間は想い(意識)を強くもつことで、お互いに助け合える力ができ、心に余裕が生まれてくるのです。

NPO 「地球元気塾」では健康学を開催しています。参加された方々の気持ちや行動が“自然の浄化作用”となり、元気になって助け合う余裕が生まれ、想い(意識・判断力)が強くなっていきます。

このような余裕が自然への素直な態度となって“自然の浄化作用”が高まると、道徳心も高くなります。 このような人が増えていけば、自然とやさしくいたわりのある村や町が多くなるでしょう。そして世界に向かって、争いのない緑豊かな日本を示せることとなるでしょう。

私たちはいつも、人々の意識が変わることが場(環境)のエネルギーを変え、国を変え、地球を変えていくことを信じています。そして、戦争のない真の平和な地球になることが、私たちたち『地球元気塾』の夢です。

きっと21世紀の民族が互いに尊重し合い、仲良く暮らせるようになるにちがいありません。

そのような時代に、いま生きようとしているのです。

△UP△

Copyright © 2002-2005 NPO CHIKYU GENKI JYUKU. All Rights Reserved.  *当NPOは内閣府認証・特定非営利活動法人の略称です。
〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-9-8 TEL: 03-5333-8873 FAX: 03-5333-8874